平成20年  保健医療サービス分野②

問題36 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 陰部は汚れやすいので,放置すると褥瘡や皮膚炎,尿路感染症などの原因となる。
2 義歯は汚れやすいので,取り外しのできる場合には,少なくとも一日一回は熱湯消毒する。
3 手は汚れやすく感染源となりうるので,インフルエンザ予防のためにも,手洗いの励行が推奨される。
4 膀胱留置カテーテル使用中は,尿路感染を予防するため,毎日膀胱洗浄を行う。
5 老化に伴う乾燥した皮膚には,かゆみが出現し,さらに皮脂欠乏性湿疹が生じる。

 

 

解答1・3・5

 

 

問題37 介護予防サービスについて正しいものはどれか。2つ選べ。

1 介護予防訪問看護においては,利用者の心身の状況が維持されている場合は,必ずしも主治医に対して介護予防訪問看護報告書を提出する必要はない。
2 指定介護予防通所リハビリテーション事業所は,利用者の病状の急変が生じた場合に備えて,緊急マニュアルを作成し,主治医への連絡方法もあらかじめ決めておかなければならない。
3 訪問看護ステーションに理学療法士,作業療法士又は言語聴覚士を配置している場合には,指定介護予防訪問リハビリテーションを実施することができる。
4 介護予防ケアプランは,利用者及び家族の意向を踏まえて作成するが,主治医の意見を聴取することは必須である。
5 医師又は歯科医師が行う介護予防居宅療養管理指導において,医師又は歯科医師がサービス担当者会議に参加することができない場合には,原則として,情報提供又は助言を文書により行わなければならない。

 

 

解答2・5

 


問題38 転倒・転落について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 認知症高齢者は,自ら心身機能を正確に判断することが困難となるので,一般の高齢者よりも転倒や転落の危険性が高い。
2 高齢女性は骨粗鬆症になりやすく,脊椎の圧迫骨折や大腿骨頸部骨折を起こしやすい。
3 転倒を引き起こす物的環境要因には,敷居などのわずかな室内段差,電気コード類,夜間における足下の照明不良などがある。
4 股関節を保護するヒップ・プロテクターは,創傷や脱臼を予防するために用いられる。
5 在宅高齢者の転倒や転落は,手すりを設置すればほとんど防止することができる。

 

 

解答1・2・3

 

 

問題39 食事・栄養について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者に低栄養状態をもたらす原因は,ビタミンとミネラルの摂取不足である。
2 高齢者の脱水予防のためには,食事やおやつ時の水・お茶などに加え,適宜水分を摂取できるようにすることが必要である。
3 貧血は,栄養障害とも関連する症状であり,血清アルブミン値が低下した状態のことをいう。
4 栄養・食生活アセスメントに必要な情報は,食事調査,身体計測,生理・生化学検査の結果などである。
5 BMI(ボディ・マス・インデックス)は,肥満の程度を評価するときに用いられる。

 

 

解答2・4・5

 


問題40 通所リハビリテーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。

1 指定通所リハビリテーション事業者は,病院,診療所,介護療養型医療施設に限られる。
2 通所リハビリテーションには,個別に行うものと集団で行うものがあり,それぞれ利用者の状態・状況に応じてプランを立てる。
3 通所リハビリテーションの目的は,心身機能の維持・回復,ADLやIADLの維持・回復などである。
4 介護支援専門員は,通所リハビリテーション実施計画書を作成し,理学療法士,作業療法士に指示する。
5 通所リハビリテーションの実施に当たっては,実施状況及びその評価を診療記録に記載しなければならない。

 

 

解答2・3・5

 

 

問題41 感染症について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 感染症では,高蛋白血症を呈することもある。
2 介護保険施設において入所者がインフルエンザ予防接種を行っていれば,介護者は予防接種の必要はない。
3 MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の保菌者に対しては抗菌薬による除菌を行い,除菌が確認されるまで個室に隔離する。
4 ノロウイルス感染症の場合,下痢などの症状がなくなっても,便からのウイルスの排出が続く。
5 高齢者が感染症による下痢をしている場合には,脱水を防ぐために直ちに下痢止め(止瀉薬)を用いる。

 

 

解答1・4

 


問題42 がんについて適切なものはどれか。3つ選べ。

1 我が国では,男女ともに肺がんと大腸がんの死亡率が上昇している。
2 回復の見込みがあっても長期療養が予想される場合には,がんも介護保険上の特定疾病となる。
3 肝がん及び子宮頸がんの多くは,ウイルス感染が関与している。
4 市町村のがん検診は,国の指針により,がんの羅患率を考慮して65歳以上の者のみを対象に実施される。
5 喫煙は,肺がんだけでなく,他の臓器がんのリスクを高める。

 

 

解答1・3・5

 

 

問題43 老年期の精神障害について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 老年期のせん妄は,脳の器質的疾患によるほか,脱水,手術の影響,薬物の副作用が原因となる場合がある。
2 統合失調症においては,老年期に精神症状が悪化する場合が多い。
3 老年期のうつ病では,行動抑制,物忘れ,注意力の低下など認知症様の症状がみられることがある。
4 老年期の神経症は女性にみられることが多く,症状として,心悸亢進,発汗,呼吸困難などのほか,漠然とした不安を訴えることがある。
5 老年期のパーソナリティ障害は,脳の器質的疾患であるため,環境の変化が原因で発病することはまれである。

 

 

解答1・3・4

 


問題44 介護保険の訪問看護について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 訪問看護の内容には,病状の観察のほか,診療の補助としての医療処置,服薬管理,機能訓練が含まれる。
2 訪問看護を実施するたびに訪問看護報告書を主治医に提出すれば,主治医の指示は必要ない。
3 訪問看護の際,利用者の病状に急変が生じた場合には,臨時応急手当を行うとともに,主治医へ連絡して指示を求める。
4 病状の急変に主治医から特別指示書が交付された場合には,2週間に限り,介護保険による訪問看護を毎日提供することができる。
5 訪問看護計画書については,十分な説明をして利用者の同意を得られれば,必ずしも利用者に交付しなくてもよい。

 

 

解答1・3

 

 

問題45 介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 入所者の退所に際しては,希望している指定居宅介護支援事業者に対する必要な情報のほか,サービス提供者との必要な連携に努める。
2 入所者が居宅において日常生活を行うことができるかどうかについて,医師,看護師,介護職員,支援相談員等が定期的に協議し,検討しなければならない。
3 感染症や食中毒の予防やまん延の防止のため,指針を策定するか又は定期的に介護職員等に対する研修を行う。
4 栄養ケアマネジメント加算では,入所者の栄養状態を施設入所時に把握するとともに,管理栄養士が栄養ケア計画を作成し,定期的に評価し,必要な見直しを行う。
5 入所者の病状の急変に備えて,あらかじめ,協力病院と協力歯科医療機関を定めておかなければならない。

 

 

解答1・2

 

 

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