【解説】問題28 出題テーマ【各種領域 混合問題】難易度   難


掲載が遅くなりましたが、問題28の解説です。
弊社販売の第17回ケアマネ試験解説冊子から一部抜粋しております。

問題の文面

次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 パーキンソン病が介護保険の特定疾病に該当するためには,ホーエン&ヤール  のステージⅢ以上である必要がある。

2 薬剤性パーキンソン症候群は,抗精神病薬や胃腸薬などの使用で起こりうる。

3 介護職員は,喀痰吸引等研修を修了し,都道府県知事から認定証の交付を受けた場合に,痰の吸引を行うことができる。

4 難病患者が障害者総合支援法による障害者福祉サービスを受けるためには,身体障害者手帳を所持しなければならない。

5 末期の悪性腫瘍の患者は,介護保険の訪問看護は利用できない。

(注)「障害者総合支援法」とは,「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成17年法律第123号)」のことである。


1×

特定疾病の診断基準まで突っ込んだ出題なので受験生にとっては、かなり手ごわい深い内容といえるでしょう。
【訪問看護が利用できるパーキンソン病のステージ】と【特定疾病であるパーキンソン病のステージについての診断基準】とのひっかけ問題でした!!
医師でもない受験生に【パーキンソン病の診断基準の知識】を求めるのは、どうかしてるよ<<<<と叫びたくなりました。
本当に問題の質が悪い!!
来年また、16の特定疾病の診断基準まで覚えろというのかはなはだ疑問でござる!ケアマネ業務には特定疾病の診断はないので・・・・・・・
なんでこんな問題作るのだろうと首をひねった受験生は正統派かと思います。
厚生労働大臣が定める疾病等の場合は、介護保険の訪問看護の給付ではなく医療保険の訪問看護の給付となります。
下記の疾患の診断基準と介護保険、医療保険どちらの給付になるかまで、セットで覚えておけという、無理難題を押し付ける、いじめっこ的な問題です。
どS問題です。  < ピー  不適切表現なので消去音入れてください。 ピー  >

・末期の悪性腫瘍
・多発性硬化症
・重症筋無力症
・筋萎縮性側索硬化症
・脊髄小脳変性症
・進行性筋ジストロフィー
・パーキンソン病(ヤール重症度3以上の生活機能障害度がⅡ度、Ⅲ度もの)

ほかのひっかけの趣旨として・・・・・・・
介護保険における『特定疾病』(とくていしっぺい)と、国の特定疾患(とくていしっかん)

治療研究事業対象疾患とは、別のもの。といっても、同じ疾患・疾病が両者に選定されていることもあるため設問1のようなひっかけ問題は、今後も登場する可能性・大!!と思われます。

関節リウマチ、脊髄小脳変性症などなど、ちょこっとお時間を作って調べてみて下さいね。

2○

多くの薬剤により起こりえるうえ、高齢者においては、より起こりやすいとされます。
皆さまお気付きでしたか?? この設問って、15回本試験の問題41に激似!!ですよね。

3○

疑義と書いた意味をご説明します。
中途半端な問題文の選択肢は現場に混乱をもたらします。
2つの条件がそろって初めて痰の吸引が可能となるので、条件をひとつだけ記載し、消去法で正解とさせる質の悪い選択肢なので疑義と書きました。

例を挙げます。
『認定特定行為業務従事者認定証』を受けた介護職員が、『登録特定行為事業者』でない事業所で働いていた場合は、痰の吸引はできません。
正しい知識は下記になります。

介護職員が痰の吸引を行うには、ダブル(2つ)の条件が設けられています。1つ目の条件は、一定の研修(喀痰等吸引研修)を受けて痰の吸引に関する知識や技能を修得し、都道府県から『認定特定行為業務従事者認定証』の交付を受けること。そして2つめとして、当該職員が所属している事業者が、『登録特定行為事業者』として登録を行うこととなります。詳しくは、厚生労働省のページでぜひ確認なさってみてくださいね。18回本試験にも大いに役立つとおもわれます。

4×

障害者総合支援法における対象者は、身体障害者、精神障害者、知的障害者、そして一部の難病のかたがたとなります。身体障害者手帳の一律所持はありえませんよね!!

5○

ここはシンプルに、介護保険からの訪問看護サービス利用の対象者を思い浮かべて(○)を選択していただきたい設問でした。訪問介護は介護保険が優先ですが、末期の悪性腫瘍のかたなどは医療保険からサービスを受けることが規定されています。

ネタばれ上等帳をお持ちの受験生は、すぐに解答できたと思われます。関係法令の該当条文を検索できるだけの知識(学習方法)をしっているため。


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