平成17年  福祉サービス分野①

問題46 面接場面におけるコミュニケーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。

1 相談援助者は,クライエントに対する先入観をもってはいけないので,事前に得た情報から予測をしないようにする。
2 面接場所の設定,椅子や部屋の雰囲気,職員の服装等の外的条件に配慮する。
3 相談援助者は,自らの性格,個性を知り,感情,態度を意識的にコントロールする必要がある。
4 相談援助者は,クライエントの主訴の把握にあたっては,言語的に表出された訴えを中心に受け止め,非言語的な要素は極力排除する。
5 面接の目標があいまいになってしまったときは,「オープンクエスチョン」だけでなく「クローズドクエスチョン」を用いるのも有効である。

 

 

解答2・3・5

 

 

問題47 要介護者のAさん(母親)はBさん(息子)と同居している。Aさんは訪問介護サービスの利用を希望しているが,Bさんはそれを拒否している。このときの相談援助者のBさんへの対応として,より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 「家の中に他人が入るのはいやでしょうが,お母さんのためです。専門家の言うことは聞くものですよ」とサービスの導入を説得する。
2 「訪問介護を利用すれば,買い物ができるようになっておいしいものがまた作れるようになりますよ」とAさんにとってのサービス利用の意味を説明する。
3 「お母さんに直接聞いてみましょう。重い物が持てないから買い物を手伝ってもらいたいと思っていらしたようですよ」とAさんの意見を聞くようにする。
4 「訪問介護員は,利用者やその家族の個人的事情を他人に漏らすことは禁止されています」とBさんが安心するように話す。
5 「Aさんはきちんと介護されていない,とご近所の皆さんが言ってますよ」と周囲の評判を伝える。

 

 

解答2・3・4

 

 

問題48 援助困難事例への介護支援専門員の対応方法について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 利用者から訪問介護員に対する「物盗られ」の訴えが続いたので,保健所の精神科医に相談・助言を求めた。
2 家族による心理的虐待が疑われる事例について,まず警察に通報した。
3 保健・医療・福祉の専門家チームがぜひ必要と考えるサービスを利用者が拒否したので,介護支援の提供を断った。
4 問題の複雑な事例について,サービス担当者会議を開いてお互いの持っている情報を交換し,目標や役割を確認した。
5 利用者が不平や不満を何度も電話で訴えてくるので,自分のアセスメントが適切であったかどうかについて,基幹型在宅介護支援センターのスーパービジョンを受けた。

 

 

解答1・4・5

 

 

問題49 WHOの国際生活機能分類(ICF)を踏まえた高齢者ケアのあり方について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者ケアにとっては「健康状態」が最も重視されるため,ICFは,その側面への対応を中心としている。
2 「心身機能・身体構造」,「活動」,「参加」のそれぞれのレベルについて目標を立てることが必要である。
3 その人のできない事だけに着目するのではなく,できることも評価する視点が重要である。
4 生活機能の改善を考えるときには,環境因子や個人因子という背景因子も考慮する必要がある。
5 活動制限や参加制約の原因となっているのは心身機能の障害であり,常にその原因の除去に最大の支援の力点が置かれるべきである。

 

 

解答2・3・4

 

 

問題50 高齢者ケアについて適切なものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者が自己決定したことは,いかなる場合でも尊重されるよう支援する。
2 高齢者が自分の意志を十分に伝えられない場合には,その高齢者をよく理解している家族等の参加を求めて,高齢者の思いを確認する方法もある。
3 高齢者ケアの最終的な目標はADL等の身辺自立にとどまらず,人格的自立にある。
4 高齢者のもっているニーズは変わることがないので,一定のサービスを提供し続けることにより,生活の継続性を支援する必要がある。
5 家族は高齢者を支援する社会資源であるが,居宅介護支援においては家族自身も支援される対象となることがある。

 

 

解答2・3・5

 

 

問題51 訪問介護について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 訪問介護員は,居宅で利用者と接し,その生活実態等をよく知っているので,サービス担当者会議等において利用者の希望や不満に関する代弁者としての役割も期待される。
2 在宅でのターミナルケアにおいては医療的な対応が求められるため,訪問介護は,看護師の資格を有する者が行わなければならない。
3 通所サービスを利用するための準備に支援が必要であれば,訪問介護を利用することができる。
4 生活支援は,要介護者等の身のまわりのことを代行して行うサービスであり,本人のできることについても代行することが望ましい。
5 サービス提供責任者は,訪問介護計画の作成と訪問スケジュールの管理が主務であり,訪問介護員に対する技術的な指導は行なわない。

 

 

解答1・3

 

 

問題52 通所介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 通所介護計画は,その内容について利用者に説明し,その同意を得て作成され,必ず文書として利用者に交付しなければならない。
2 集団で利用するサービスであり,サービスの内容が明確ならば,利用者個人ごとの目標の設定は必要ない。
3 理学療法士や作業療法士による機能訓練を行うことができる。
4 介護報酬基準上,6時間以上8時間未満の長時間サービスとされており,3時間未満の短時間サービスは認められていない。
5 認知症の者は,通所介護の利用について,認知症専用型しか利用することができない。

 

 

解答1・3

 

 

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ