平成24年 介護支援分野 問題1 解説・解答

第15回介護支援専門員実務研修受講試験 ケアマネ試験 平成24年 過去問題 2012


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問題1 【高齢者を取り巻く状況の変化】 難易度 易

試験出題範囲でいうと【高齢者を取り巻く状況の変化】という部分からの出題となっております。教科書どおりに解答すれば、難しくないのですが、教科書に誤りがあり困っています。
いきなり第一問目が不適切問題となる可能性があります。原因は、第6訂基本テキストに書かれている文章が間違いであるにもかかわらず、間違えた文章ををそのまま引用して、検証もせず試験問題を作成したためおきた事故的な問題といえるでしょう。
■選択肢1の「おおむね2人に一人云々」について検証します。
国保中央会の資料では、85歳以上で要支援・要介護認定を受けた数は、2,348,000人と発表されており、85歳以上の人口については、国保中央会では発表していません。
第6訂基本テキストには、総務省統計局の人口推計を使用して計算したと書いており、それを活用して計算するなら85歳以上では57.7%がとなりおおむね2人に一人が、要支援・要介護認定を受けているといえるでしょう。結論的には、国保中央会が発表した85歳以上の人口データはありません。よって解答を出しようが無い。といえます。
■選択肢2の「17.9%」について検証します。
第6訂介護支援専門員基本テキストの文章を抜粋して問題作成したと思われますが、基本テキストの正誤表によると、選択肢2の(誤)17.9%→17.2%(10月17日現在)と出ております。
しかし、国保中央会(23年10月分)を確認すると、
▼計算式1
要支援・要介護認定を受けた数→5,314,000人(A)(第2号も含んだ数)
第1号被保険者数 → 29,355,000人(B)
A÷B=18.10%
▼計算式2
5,314,000人-187,000人(第2号)=5,127,000人(C)(第1号のみ要支援・要介護認定数)
C÷B=17.46%
▼厳密に言うと17.9%や17.2%にはならず、正しいとは言い難い。

解答方法は、選択肢4と選択肢5が明らかに×として、残りの選択肢123を○と解答した受験生が多いと思われます。
間違った教科書を無理やり○とすれば選択肢123が○になるという、スッキリしない問題です。


1○
間違えている教科書を了とするならば○となります。

2○
間違えている教科書を了とするならば○となります。

3○
設問のとおりです。

4×
要支援者が最も多いのは単独世帯となっております。

5×
2004年45.5%  2005年45.0%  2006年43.9% となっており減少傾向を示しています。

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学校での成績のよかった人が意外にも社会に出て落ちこぼれるケースが多いのは、「自分は人より少しはましだぞ」という思い上がりから、毎日の努力を怠ってしまうからです。
by大前研一♪

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