平成24年 保健医療サービス分野 問題28 解説・解答

平成24年 第15回 保健医療サービス分野 解説・解答 介護支援専門員実務研修受講試験 ケアマネ試験


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問題28 【老人性認知症の特徴】 難易度 中

第14回本試験では、これまでちょっと曖昧だった【BPSD】についてしっかり問う設問が1つ目にあげられていました。
今年は、さらに専門的な問いが見られる可能性大・です。下記をご参考に中核症状とBPSDの関係をしっかり理解なさってくださいね。

ちなみにBehavioral and Psychological Symptoms of Dementiaの頭文字になります。
Behavioral→行動 Psychological→心理的な・精神の Symptoms→兆候 Dementia→認知症

中核症状
記憶障害と認知機能障害(失語・失認・失行・実行機能障害)から成ります。
これらは神経細胞の脱落によって発生する症状であり、患者全員に見られます。病気の進行とともに徐々に増悪します。

周辺症状
幻覚・妄想、徘徊、異常な食行動(異食症)、睡眠障害、抑うつ、不安・焦燥、暴言・暴力(噛み付く)、性的羞恥心の低下(異性に対する卑猥な発言の頻出など)、時間感覚の失調、など。
これらは神経細胞の脱落に伴った残存細胞の異常反応であり、前述の中核症状と違い一定の割合の患者に見られます。出現状況は一般的に5年~15年かけて現れる為、患者によっては周辺症状が現れず終末期を迎えるケースもあります。その症状は上記のもの以外にも非常に多岐にわたり、多数の周辺症状が同時に見られることも珍しくありません。BPSDとも言われるこれら症状の特徴としては、軽症から出現が始まるが中等症に進行するに従い頻繁に出現するようになり、患者は日常生活を行う能力を急速に喪失してゆくことにあります。このため、概して周辺症状の発現と深刻化によって家族などの介護負担は増大の一途を辿ります。


1×
まことしやかな文章ですが・・・。 正しくは、ケース・バイ・ケース。 御本人のもともともっている性格、環境、人間関係など、様々な要因がからみあっておきてくる症状ですので、患者さんごとに異なるととらえたほうがよいでしょう。BPSDが強くあらわれたから認知症が進行しているとは限らないことの理解も重要ですね。

2○
設問のとおりです。BPSDを起こしやすい要因として、孤立・不安・不適切な環境・不適切なコミュニケーション・身体合併症・生理学的不調・ネグレクト・過干渉・睡眠などの生活リズムのみだれ・認知症の進行・不適切な薬剤の使用などがあげられます。

3○
設問のとおりです。

4×
ケースによってBPSDの背後にある要因は異なります。設問2の解説にもあるように、考えうる要因をていねいに探ることが、まずは先決といえるでしょう。

5○
設問のとおりです。

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