平成25年 保健医療サービス分野 問題42 解説・解答

平成25年 第16回 保健医療サービス分野 解説・解答


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問題42 出題テーマ【精神に障害がある・・】 難易度 中

ここで、最新の資料を1つご覧ください。
諸外国の自殺死亡率(厚生労働省大臣官房統計情報部 人口動態・保健統計課 平成22年)
【諸外国の自殺死亡率(人口10万対)をみると、男では、高い国は「ロシア」70.6、「ハンガリー」51.5、「日本」36.5となっており、低い国は、「イタリア」11.1、「イギリス」11.8、「アメリカ」17.6となっている。女では、高い国は「ハンガリー」15.4、「日本」14.1、「ロシア」11.9となっており、低い国は、「イギリス」3.3、「イタリア」3.4、「アメリカ」4.1となっている。
これを年齢階級別にみると、男では、「日本」は「55~64歳」が最も高くなっているのに対し、「日本」より高率な「ロシア」は「45~54歳」が最も高く、「ハンガリー」は「75歳以上」が最も高くなっている。なお、「ロシア」「ハンガリー」は全年齢階級で「日本」を上回っている。女では、「ロシア」「日本」は年齢階級が高くなるにしたがって高率となる傾向となっているのに対し、「ハンガリー」は「45~54歳」で山を形成している。】

先進国中で、我が国の高齢者の自死が多いことに驚かれるのではないでしょうか。まだまだ何かできるはずです。まだまだ何か支援策があるはずです。チームで。地域で。職種の垣根を越えて・・・。
さて、オンライン模試でも予想のとおり、15回本試験ではチラ見せ?だった、【精神に障害のある高齢者の介護】が、応用問題として1問まるまるで登場です。問題41から45では、5問のうち、1問もしくは、2問、ヒント有り!の問題が登場しますので、STOP THE ケアレスミスとしたいところです。


1○
配偶者や親族、親しい人との死別、家庭内の対人葛藤、社会的地位の喪失、引越し、身体疾患など、心理、身体要因が発病の契機となっていることが多いとされます。さらに性格の関与も大きく、患者さんの病前性格は、几帳面、真面目、熱中性、徹底性、正義感といった方が多いといわれています。誰もが発病の可能性を秘めている・・・周囲のフォローの大切さを痛感しますね。

2×
おもいっきり逆ですね。一般にうつ病では、うつ気分、行動の抑制、思考の抑制が主症状ですが、老年期では下記のような非典型的な病像を示すことが多いとされます。
◆不安・焦燥(いらいら)感を示しやすい                       
  うつ気分に加えて、不安・焦燥・苦悶間を強く示す場合があり、自殺の危険が高くなります。
◆心気的傾向を示しやすい                              
  頭重、頭痛、全身倦怠感、易疲労性など、さまざまな身体症状をあれこれと訴えます。
◆妄想を示しやすい                                
  うつ気分に加えて、心気・罪業・貧困妄想を抱き、それを強く訴える場合があります。
◆認知症様症状を示しやすい                            
  うつ気分に加えて行動の抑制が強く現われると、ぼんやりした状態となり、動作や反応が遅く注意力も乏しく、忘れっぽくなり会話も十分できないため、一見、認知症にみえることがあります。

3○
設問のとおりです。

4×
厚生労働省の指針では、うつ病の治療は、薬物療法などの生物学的治療、精神療法、環境調整の3本柱で行なわれるとされます。薬物治療では、治療と休養で、かならず良くなることを患者さんには説明して、そのうえで抗うつ薬が投与されます。最近では、抗うつ薬のなかで、副作用の少ないSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が高齢者に用いられています。

5○
主治医の指示に従い、適切な量を適切な期間服用することがとても大切です。

がんばれ受験生! 合格祈願 名言・格言・ことわざ

読書を廃す、これ自殺なり。
by国木田独歩♪

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