平成27年 介護支援分野 問題2 解説・解答

平成27年 第18回 介護支援分野 問題2 解説・解答


≪戻る

問題 2 出題テーマ【介護支援専門員の責務】難易度 中

介護保険法における介護支援専門員の義務は?という設問ですので、まずは、介護保険法の該当条文を読む必要があります。
この問題を正しく理解するためには、試験問題文(選択肢)の作成方法を知る必要があります。試験問題文は、受験生が困るように、あえて、曖昧な表現の選択肢を準備します。
なぜ受験生が迷うか?これは、明確な定義もしくは、何を基準としているのかをぶれることなく学習準備をしているか?受験生を試しているからですね。
今回の問題文は介護保険方を読んだことがない受験生は、選択肢5でかなり迷ったと思われます。

分かりやすくするために簡単な事例を挙げます。
次の選択肢から野菜を3つ選べ。 さあ、どれが野菜か明確な根拠を持って正答できますか?
1 とまと    2 バナナ   3 メロン   4すいか   5 りんご
ここで受験生さんは頭をやわらかくして考える必要があります。考え方をお伝えします。
野菜の考え方
【農水省】いわく → 食用に供し得る草本性の植物で加工の程度の低いまま副食物として利用されるもの
【植物学】いわく → 1年生の草本作
【官公庁】いわく → 種を蒔いたあと1年で花を咲かせ、そのあと枯れる1年草本類
【一般論】いわく → 木になるのは果物、そうでないものは野菜
         → 多年生が果物、1年生が野菜
         → 生で食べるのが果物、火にかけたりドレッシング等で食べる
ものを野菜
【文科省】いわく → 日本食品標準成分表に記載されているもの
           (メロン とまと すいか は日本食品標準成分表では果実)


上記のように考え方は、いろいろあります。要するにどの定義(基準・考え方)を利用するかにより正答は変わります。とまと、メロン、すいか、あたりが正解となっている受験生は
どの考え方を採用したか納得できるでしょう。
ここで、今回のケアマネ試験問題に話を戻しますと、やはり、介護保険法に明確に書かれている内容を確認すれば納得のいく理解が得られます。選択肢5を選んだ受験生は、一般論を軸に考えたために選択肢5を選んだと思われます。
そうです!試験問題文は【介護保険法】と【一般論】を混ぜて、受験生が混乱することを狙っています。でも問題文は【介護保険法】の領域について書かれているので【一般論】の考え方については問うていません。なので選択肢4や5は明らかに×を選択すべきとなります。
受験生を困らせる選択肢は、一般論で考えると正解に見えるものを多用します。
問題作成側の問題作成意図をある程度知っていると、曖昧な選択肢は見破ることができるようになります。問題作成意図を汲み取る練習も、模擬試験等で行う必要があるでしょう。

今回の問題文のネタ元です。【介護保険法抜粋】(介護支援専門員の義務)
第六十九条の三十四  介護支援専門員は、その担当する要介護者等の人格を尊重し、常に当該要介護者等の立場に立って、当該要介護者等に提供される居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス、介護予防サービス若しくは地域密着型介護予防サービス又は特定介護予防・日常生活支援総合事業が特定の種類又は特定の事業者若しくは施設に不当に偏ることのないよう、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。
2介護支援専門員は、厚生労働省令で定める基準に従って、介護支援専門員の業務を行わなければならない。
3介護支援専門員は、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識及び技術の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。

1○ 2× 3○ 4× 5×

がんばれ受験生! 合格祈願 名言・格言・ことわざ

挑戦した不成功者には、
再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、
挑戦を避けたままオリてしまったやつには
新しい人生などはない。
by岡本太郎♪

≪戻る




コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ