平成27年 保健医療サービス分野 問題34 解説・解答

平成27年 第18回 保健医療サービス分野 解説・解答


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問題 34 出題テーマ 【ターミナルケア】 難易度 易

オンライン模試を受けてくださった皆さまは、終末期における身体変化についても学習されたので問題34はしっかりとクリアしてくださったこととおもいます。日々の介護に関わらせていただくことにより、また、ケアプランを担当させていただくことにより、利用者さんが最期を迎えられることにわれわれは向き合います・・・。
ときに厳しい学習内容ではありますが、ケアマネージャーとして利用者さんの病状が今後、どのように変化してゆくのか、その経過を考えることが皆さまに求められるシーンもあることでしょう。どうぞ合格のための枠を超えて、利用者さんの最期に寄り添う御気持ちで学習を。
◆看取りにいたるまでに見られるとされる症状や徴候、変化として下記があげられます。

18-34


1○
お体や手足などを優しくマッサージする、クッションや枕、毛布などで体位を変えてみる、時によっては手を握るだけで落ち着くこともあるでしょう。室温や物音、部屋の照明の程度、季節によっては寝具の快適さを調整するなど、配慮できることもたくさんあります。

2×
ターミナル期では、できるだけこれまでの食事量を維持できるよう配慮します。ただし、どうしても食欲が低下している、あるいは、医学的に改善を図ることが難しくなることもありますので、その場合には食事量よりも、楽しみや満足感を優先してよいでしょう。御本人が食べたいものを、食べたい時に食べたい量だけ摂取することがBESTとかんがえます。

3×
ある統計では、お医者様の8割以上がターミナル期は『御自宅』で過ごすことを望まれているとのこと。御本人のみならず、ケアにあたるご家族にとっても気兼ねなく過ごせる時間がもてますね。多くの人にとって、暮らしなれた我が家は安心して過ごせる空間でありましょう。在宅ホスピタルとして、御自宅でターミナル期を過ごし御自宅で最期を迎えることも可能。できるかぎり御本人の意向を汲みたいですね。

4○
緊急やむを得ない理由により、サービスの提供を受ける必要が生じた場合には、認定申請前に利用したサービスについても、市町村が必要と認めたときは、保険給付の対象となりえる仕組みがあります。これが、『特例サービス費』ですね。

支援分野から紛れ込んできちゃったような設問ですが、老老介護の御夫婦の妻が緊急入院、残された夫は重度の要介護者・・・など緊急を要するケースだってあるのですね。今日のお昼からサービスが必要!今日の夜からショートステイに!こんなケースを担当なさることもあるでしょう。ケアマネ試験の必勝学習方法は、【基本知識 + イレギュラー知識】です。例外ケースも想定しておきましょう。

5○
オンライン模試でも出題しましたので、トライしてくださった皆さまはしっかりと(○)を選んでくださったとおもいます。臨死期には呼吸も変化します。リズムが規則正しい呼吸ではなくなり、小さな呼吸の次に、呼吸が止まり、その次に大きな呼吸を繰り返す呼吸(チェーンストークス呼吸)や、呼吸の際に胸部や腹部を動かすちからが失われて、肩やあごだけを動かす呼吸(下顎呼吸)がみられます。これは、横隔膜の動きが弱くなっているため少しでも多くの酸素を取り入れようとあえいでいるように見えるのですが、苦しいからではなく、自然な動きとされます。

がんばれ受験生! 合格祈願 名言・格言・ことわざ

我々の精神は、その容量を超えるほど難しい問題を突き付けられると、その問題を考え続けることの精神的負担に耐えかね、「割り切り」を行いたくなる。
問題を単純化し、二分法的に考え、心が楽になる選択肢を選び、その選択を正当化する理屈を見つけ出す。
しかし、精神が「楽になる」ことを求め、「割り切り」に流されていくと、深く考えることができなくなり、「答えの無い問い」を問う力、「知性」の力が衰えていく。
by田坂広志

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