平成27年 保健医療サービス分野 問題37 解説・解答

平成27年 第18回 保健医療サービス分野 解説・解答


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問題 37 出題テーマ【高齢者に多くみられる各種疾患等】 難易度 難

設問に登場した5つの疾患をご覧になって、共通することがあるって皆さま気づかれたでしょうか??そうですね。訪問看護を利用する際に、介護保険からではなく、医療保険からとなる疾患です。いわゆる『厚生労働大臣が定める基準に適合する利用者等』ですね。介護保険制度におけるサービスと同時に他の法律や制度からもサービスを位置づける場合があります。このあたりの学習って、ときに難解なのですが、早めに学習に取り組めば、なんだそういうことね!!って理解も深まりおすすめであります。利用者さんが難病である場合、しょうがいをお持ちの場合などなど、他の制度とも同時進行で、頑張って学習を。試験にも、御仕事にも、本当に役立つ知識が身に付きます。

厚生労働大臣が定める基準に適合する利用者等(平成24年3月13日厚生労働省告示第95号)
介護保険の訪問看護費(介護予防を含む。)の対象外疾病等
下記の疾患の場合は、医療保険による訪問看護を利用することになります。
1. 末期の悪性腫瘍
2. 多発性硬化症
3. 重症筋無力症
4. スモン
5. 筋萎縮性側索硬化症
6. 脊髄小脳変性症
7. ハンチントン病
8. 進行性筋ジストロフィー症
9. パーキンソン病関連疾患
(進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病)【ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ3以上であって、生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度のものに限る)】
10. 多系統萎縮症 (線条体黒質変性症,オリーブ矯小脳萎縮症 及びシャイ・ドレーガー症候群)
11. プリオン病
12. 亜急性硬化性全脳炎
13. ライソムゾーム病
14. 副腎白質ジストロフィー
15. 脊髄性筋委縮症
16. 球脊髄性筋委縮症
17. 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
18. 後天性免疫不全症候群
19. 頸髄損傷
20. 人工呼吸器を使用している状態


1○
このまま、全文暗記しておきましょう!!
進行性核上性麻痺は、黒質を含む脳の基底核を中心に、小脳、前頭葉など高範囲に進行性の変性を来たす疾患で、パーキンソン病に似た症状とともに、眼球運動障害、転びやすい等の症状がみられます。

2○
このまま、全文暗記しておきましょう!!
小脳性運動失調により、言葉のろれつが回らない、上肢運動が拙劣になったり、動作時に上肢が振るえる、歩行がふらつき転倒しやすくなるなどの症状が出現します。患者さんの体調を踏まえ、生活リズムを整えることがたいせつになります。

3×
時の総理大臣も闘病されている疾病なので、病名を御存知のかたも多いでしょう。直腸から、連続的に大腸粘膜の炎症が生じ、大腸全体で潰瘍を起こす、原因不明の疾患です。重症例では貧血、発熱、食欲不振、体重減少、また、発疹や原発性硬化性胆管炎を併発することもあるとされます。病状が良くなる寛解と、また悪くなる増悪を繰り返し経過し、一般には発症時に重症のものは、予後が良くないとされます。経過10年以上のものは、大腸がんリスクも高まります。

4○
このまま、全文暗記しておきましょう!!

5× 
最後までしっかり読まずに、勘違いしちゃった・・・こんな受験生さんおられませんか??
ALSは、常に進行性で1度罹患すると、病状が軽くなるということはなく、やがて全身の筋肉がおかされ、呼吸筋の働きがなくなり、呼吸不全となります。
ただし眼球運動や肛門括約筋、知覚神経や知能、意識は末期まで、よく保たれるとされます。

がんばれ受験生! 合格祈願 名言・格言・ことわざ

学校での成績のよかった人が意外にも社会に出て落ちこぼれるケースが多いのは、「自分は人より少しはましだぞ」という思い上がりから、毎日の努力を怠ってしまうからです。
by大前研一♪

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