平成27年 保健医療サービス分野 問題43 解説・解答

平成27年 第18回 保健医療サービス分野 解説・解答


≪戻る

問題 43 出題テーマ 【認知症高齢者の介護】 難易度 易

国家をあげての取り組みとされる、認知症施策。【新オレンジプラン】として、7つの柱も掲げられています。
地域包括ケアシステムにおいても、認知症になっても住み慣れた地域でその人らしく暮らすことが目標ですね。第19回試験においても、100パーセントの確率で!!認知症に関する出題があると予想いたします。今回が初登場の専門用語にも、要注意ですね。
認知症高齢者の介護として、学習ポイントをまとめてみましたので御参照ください。

◆認知症の定義と原因疾患 (1)定義 (2)原因疾患 (3)一般的特徴 (4)若年性認知症
◆認知症の疫学 (1)認知症の有病率 (2)認知症と遺伝 (3)認知症の将来推計
◆認知症と区別すべき状態 (1)正常老化、軽度認知障害と認知症 (2)せん妄 (3)うつとアパシー (4)被害妄想
◆認知症の臨床診断手順 (1)認知症のステップ (2)鑑別 (3)会話による診断 (4)病理診断
◆認知症の評価 (1)質問式の評価 (2)観察式の評価
◆タイプ別認知症の特徴 (1)アルツハイマー型認知症 (2)血管性認知症 (3)レビー小体型認知症 (4)前頭側頭型認知症 (5)治療可能とされる認知症
◆認知症状(中核症状)とBPSD (1)中核症状の理解 (2)BPSD
◆認知症のステージ (1)認知症の進行過程 (2)各ステージにおけるBPSD
◆認知症の治療 (1)認知症疾患治療ガイドライン (2)薬物療法 (3)非薬物療法
◆認知症の人のケア (1)認知症の本質の理解 (2)ケアの対象
◆パーソン・センタード・ケア (1)PCCの理念と5つのアプローチ (2)認知症ケアマッピング
◆PCCと介護技法 (1)ユマニチュード (2)バリデーション
◆  家族への支援
◆  認知症の発症・進行の遅延


1×
ぱっと見ただけで、パーソン(人)が真ん中!!ってわかる、『PCC』。本試験では初登場の用語となります。PCCはイギリスのトム・キットウッド氏が提唱された理念で、その人らしさをケアの中心に据えて、自分の気持ちや考えを上手に表現できない認知症の人の気持ちを介護者が汲み取り、本人の意向に沿った、本人の尊厳を傷つけることなく行うケアをいいます。ぜひ、お時間を作って、正しいアプローチ方法なども調べてみて下さいね。

2○
このまま、全文暗記しておきましょう!!この設問では、『認知症のステージ』という、本試験では初登場の問いかけを行っていますね。認知症の進行のプロセスをまとめてみますと・・・
①初期・軽度:  健忘が中心で認知障害により金銭管理や買い物、服薬管理などのIADL障害が見られる。基本的ADLは保たれている。(MMSE19点以上)
②中期・中度:  聞いたことをすぐに忘れてしまうようになり、簡単な食事の準備も困難になる。服を順番にわたさなければならないなど、基本的ADLに支援が必要となる(MMSE11から18点)
③進行期・重度: 服に自分の腕を通すことの理解が困難(着衣失行)となり、認知障害が重度となる。言葉数も減り(失語)、コミュニケーションが取りずらく、運動機能も衰え、自分で排尿コントロールができず、失禁がみられる。(MMSE1から10点)
④終末期   : 寝たきりとなり、発語はほぼみられず、自分の意思で嚥下が困難となる。(MMSE0点)

3×
BPSDに関する問題は過去にも何度もみられます。起こしやすい要因として、孤立、不安、不適切なコミュニケーション、過干渉、ネグレクト、不適切な住環境、睡眠等の生活リズムのみだれ、身体合併症、不適切な薬剤の使用などがあげられます。現在では、適切なケアにより、BPSDは軽減させることも可能であるという、考えかたが主流です。個人因子、環境因子の見直しと改善は必須といえますよね。

4○
健忘が初期症状であり、主症状であるとされます。エピソード(出来事)記憶の障害が中心で近時(数分から数ヶ月)記憶の障害が著しくなるとされます。

5○
『認知症初期集中支援チーム』とは、複数の医療や介護の専門職が、家族の訴え等により認知症が疑われる人や認知症の人、及び、その家族を訪問してアセスメントや、家族支援等の初期の支援を包括的集中的に行い、自立した生活のためのサポートを行うチームをいいます。

がんばれ受験生! 合格祈願 名言・格言・ことわざ

人の知恵は、その人の顔を輝かせる。
by『旧約聖書』♪

≪戻る




コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ