介護用語集【は】


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用語 意味
パーキンソン病 脳が出す運動の指令が筋肉にうまく伝わらず、なめらかな動作ができなくなってしまう病気。これは、脳の黒質という部分の神経細胞が減ってしまうのが原因です。この神経細胞は「ドパミン」という神経伝達物質を作り、「ドパミン」を使って体を動かす機能を調節する働きをしています。黒質の神経細胞が減るとドパミンも減ってしまうために運動の情報が伝わらず、様々な症状が出てきます。
バーンアウト 燃えつき症候群ともいう。つまり、自らの目標にそって努力してきた結果、失敗感、疲労感がもとで、自己嫌悪、無力感、虚無感に陥ること。 
バイタルサイン 生命兆候ともいい、生きていること生命活動を表わすしるしである。一般には、体温・呼吸・脈拍、血圧、食欲、睡眠、排せつ、意識、精神状態等をさす。 
パルスオキシメーター 赤色・赤外の2種類の光を利用して、血液中のヘモグロビンうち酸素と結びついているヘモグロビンの割合をパーセント(%)で表示します。
これを血中酸素飽和度あるいは記号でSpO2と言います。
また、パルスオキシメーターはSpO2だけでなく、脈拍数も同時に測定表示します。

パルスオキシメーターは精度が高く、誰でも簡単に測定出来るなどの多くの利点がありますが、測定誤差を生じる要因がいくつかあります。使用に際してはこれらのことに留意する必要があります。
 
1 異常ヘモグロビンの影響
血液中には一酸化炭素ヘモグロビンやメトヘモグロビンなどの酸素運搬には貢献しない異常ヘモグロビンが含まれることがあります。2式長波のパルスオキシメータはこれらの異常ヘモグロビンの影響を受けます。

2 色素の影響
血液中にカルディオグリーン、イントラバスキュラーダイズ、インドシアニングリーンなどの色素を注入している場合にはこれらの色素が赤色、赤外の透過光量に影響を与えます。

3 マニキュアの影響
爪にマニキュアなどを塗っている場合、マニキュアがLEDの透過光を吸収するため、生体を透過する発光成分が変化し、計算値に影響を与えます。

4 激しい体動があるとき
想定値にノイズが入るため計算値に影響を与えます。体動に限らず、ノイズにより測定値の信頼性が低くなった場合には、パルスオキシメーターは警告マークを表示します。

5 腕や指が圧迫され血流が阻害されたとき
パルスオキシメーターは血流の変動を利用して測定を行っているため、血流が阻害されると正しい測定ができなくなります。同様に一定リズムで指が圧迫される場合(エルゴメーターで一定のリズムで握る力を強めたりする場合)なども、圧迫を脈の変化として捉えて、誤差(特に脈拍測定)が生じることがあります。

6 末梢循環不全が生じた場合
パルスオキシメーターは血流を利用し透過光層の変動成分から測定値を求めておりますので、末梢循環が悪くなると充分な情報が得られず正確な測定が難しくなります。このような場合には指をマッサージしたり温めたりして血流を促進する、あるいは血流の良い他の指で測定するなどの方法が必要です。

7 周囲の光(照明灯、蛍光灯、赤外線加熱ランプ、直射日光)が強すぎる場合
パルスオキシメーターは周囲光の影響をキャンセルする処理を行っていますが、光が強すぎる場合にはキャンセルしきれず誤差となることがあります。

8 周辺の電磁波の影響
テレビなどの電化製品や電磁放射の多い医療機器を近くで使用しているとき、測定中に携帯電話を使用しているときなど、他の電子機器からの電磁波の影響により正確な測定ができないことがあります。

9 プローブが正しく装着されていないとき
プローブが正しく装着されていない場合は、様々なノイズを拾うため正確な測定ができなくなります。


ハンセン病 らい菌感染による慢性の伝染性疾患。らい菌は、皮膚の小さい傷から皮膚の中の神経に侵入し、3~10年以上におよぶ潜伏期ののち発症する。皮膚や抹消神経が侵され、手足の変形や神経麻痺が生じ、手足の筋肉の変形や拘縮、壊疽を起こしたり、脱落に至ることもある。 
長谷川式認知症スケール(HDS-R) 認知症を知能から評価するテストとして長谷川和夫氏考案の「改訂・長谷川式簡易知能評価スケール」
設問は、見当識(自分およぴ自分が現在置かれている状況についての認識)、記銘(新しく学習したり経験したことを印象づけて覚える)、計算能力、記憶・想起(週去のことを思い起こす、記憶の再生)、常識から構成される。
30点満点で、21点以上であれぱよく、20点以下だと認知症の疑いが強いということになります。
廃用
(はいよう)
長い間使わなかったために、器官や筋肉の機能が失われたり、萎縮すること。 
廃用性萎縮
(はいようせいいしゅく)
寝たきりやケガによるギブス固定等で、何も運動しないでいると身体の筋肉が衰えること 
廃用性症候群
(はいようせいしょうこうぐん)
不活動状態により生じる二次的障害による全般的な機能低下 
排菌
(はいきん)
結核を発病している人が、体の外に菌を出すことを「排菌」といいます。
せきやくしゃみをすると飛沫(しぶき)と共に結核菌が飛び散り、それを他の人が吸い込むことにより「感染」します。
排尿障害
(はいにょうしょうがい)
膀胱の感覚が鈍い、排尿の刺激が脳でうまく伝わらない、尿道が開かない、膀胱が伸びすぎているなどの原因で起こる排尿状態の異常のこと。 
排便障害
(はいべんしょうがい)
便秘、下痢、便失禁などの排便に困難の生じる状態。 
肺炎球菌
(はいえんきゅうきん)
免疫のはたらきが十分でない、乳幼児や高齢者に様々な病気を引き起こします。肺炎球菌によって起こる主な病気は、肺炎、気管支炎等の呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎、菌血症など。本来であれば菌が検出されない場所(血液や脳脊髄液など)から菌が検出される病態(髄膜炎、菌血症など)を特に侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)と呼びます。侵襲性肺炎球菌感染症は5歳以下の乳幼児と65歳以上の高齢者に多く発症することが知られています。また、細菌による感染症はペニシリンなどの抗生物質により治療しますが、近年は抗生物質が効かない薬剤耐性菌が増えているため、治療が困難になっているという問題があります。そこで、ワクチンにより、病気をあらかじめ予防することが以前にも増して大切になってきています。現在、肺炎球菌感染症を予防するワクチンとしては、2歳以上で肺炎球菌疾患にかかるリスクが高い人および高齢者を対象とした23価肺炎球菌多糖体ワクチンと、9歳以下の小児を対象とした7価肺炎球菌結合型ワクチンの2つが発売されています。

肺気腫
(はいきしゅ)
酸素と炭酸ガスの交換を行っている肺胞と呼吸細気管支が拡張し、破壊される疾患です。肺胞と肺胞との間の壁が壊れると、いくつもの肺胞が弾力性を失ったひとつの袋のようになります。こうした肺胞の集まり(気腫性嚢胞)がたくさんできた状態を肺気腫といいます。肺気腫になると肺胞が破壊され、その数が減り、肺がスカスカの状態になります。
正常な肺胞が減少し、呼吸面積が減少するため、肺でのガス交換に不都合が生じます。

肺気腫の原因
長い間の喫煙や大気汚染、寒冷などの外的な要因と、体質、年齢などの内的要因、気管支炎などの呼吸器系疾患などが原因としてあげられますが、多くの場合、これらのいくつかが複合して肺気腫を引き起こします。

肺気腫の症状
肺の弾力性が低下すると気道を支える力が失われ、息を吸うときは問題ないのに、吐くときには空気が出にくくなり、努力すればするほど息を吐きにくくなります。

その他の自覚症状としては、咳、痰、痩せなどがあげられます。息切れは、季節変動や、日内変動がそれほど著しくなく、体動時に強くなり、休むと改善します。
咳は、肺気腫に感染症を伴ったり、肺性心になったときなど、急性増悪の時に多く認められます。
痰は、慢性の気道炎症により過剰になった、気道分泌物によるものですが、やはり、急性増悪の時に多く認められます。

肺結核
(はいけっかく)
結核菌という細菌を原因とした感染症。結核菌が体内に入り、肺で増殖する。
飛沫感染により、肺結核を患っている方のせきやくしゃみなどから排出された結核菌を吸い込んでしまい、肺にまで菌が及ぶと、感染する。
免疫によって結核菌の活動は停止するが、死滅せず、そのまま体内にとどまるケースが多くある。この、体内に残った結核菌は、身体の免疫力が低下すると、再び活発化し、肺結核を発症させてしまうことがある。これを既感染発病という。
免疫力が低下してしまう疾患がある方や、お年寄りなどは注意が必要。とくにお年寄りは、若い頃に感染していることが多く、その菌が再び活発化してしまうことも少なくない。
白内障
(はくないしょう)
眼の水晶体の混濁によって透明性が失われ、視力が低下する。先天性のものと老人白内障のような後天性のものとがある。 
白癬菌
(はくせんきん)
カビの一種。水虫などの原因とる菌
半座位
(はんざい)
ベッド上の上半身を45度程度あげた体位。 


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