解説 第13回介護支援専門員実務研修受講試験 問題29


解説 第13回ケアマネ試験 問題29

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検査値、高齢期に多い疾患、各種サービスといった難問系についつい目を向けがちですが、医療分野における出題では、【介護】もたいへん重要な位置づけです。両者を、別々なものとしてとらえず、学習の先には いつも【介護】があることを意識する。これが医療分野学習の際のコツともいえるでしょう。
ちなみに、過去問題では、18年度 問題29、20年度 問題38、21年度 問題29 あたりをしっかりチェックなさった受験生さんは、落ち着いて得点できたと思います。

ところで。全国の年間発生頻度は、1987年には5万人強、2002年にはなんと、11万人以上に!!!しかも、65歳以上で急激な増加が見られる・・・。

何をあらわす数字かは、もう、お気づきですよね。【 大腿骨頸部骨折 】です。
来年の出題も予想される、転倒、骨折。高齢者介護に関わるわれわれの永遠のテーマでもあります。


1×

20年度本試験に登場し、多くの受験生さんを奈落の底に突き落とした(?)なぞの物体、ヒップ・プロテクター。
わかりやすくご説明すると、転倒時に股関節を外力から守って、大腿骨頸部骨折を予防するためのパンツです。転倒時に股関節の外側の大転子部を打撲することで骨折するため、硬いヘルメット式か、柔らかいパッド式のプロテクターがパンツの大転子の位置に組み込まれています。残念ながら購入福祉用具の対象でないため、購入費用は自費となります。(5000円前後が多いようです)実物知らなーーい!!という方はぜひ福祉用具ショップなどで一度手にとってみてくださいね。

 

2○

設問のとおりです


3○

頭部外傷後に、頭蓋骨を覆う硬膜と脳の表面のくも膜との間に、徐々に血液がたまって脳を圧迫し意識障害、頭痛などを生じます。なかでも、小さな静脈からの出血によって徐々に脳を圧迫して受傷後約1ヶ月で症状が現れるとされる、慢性硬膜下血腫が重要となります。

 

4○

設問のとおりです。
車椅子のブレーキを片側だけ、かけ忘れたり、フットレストの管理を忘れたりする場合もあります。行動をともにすれば、日常動作面の関わりから比較的症状を予測できやすい部分もありますので、介護に関わる人の配慮が求められます。

 

5×

思いがけない突然の転倒は、身体のみならず、こころにも、大きな衝撃を与えることでしょう。怪我や骨折を伴えば、さらにその衝撃や恐怖はとてつもなく大きなものにだってなるでしょう。この辛さをすこしづつ克服するには、関係者が御本人の怖いという気持ちを十分受け止めること、そして、御本人のペースに合わせて少しづつ、転倒前の自信を取り戻すよう適切な支援が必要です。




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