解説 第13回介護支援専門員実務研修受講試験 問題39


解説 第13回ケアマネ試験 問題39

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近年の医療分野出題傾向の1つに、サービス関連問題の減少とともに、各種疾病に関するアラカルト形式の問題作成方法の増加があげられます。簡単にいえば設問5つが、それぞれ異なる疾患に関するものとなっているタイプの問題ですね。まさしくこの問題39などが、その好例です。問題38の冒頭部分をご覧いただくとわかるとおり、高齢期に多い各種疾病は実に多種あります。広く、浅く(たまーに、マニアックに)が問題づくりの基本となる可能性が高いので、まずはあげられた疾病について、ひととおりの基本学習をおすすめいたします。

 

1×

仰臥位という部分が誤りです。正しくは、【起座位】。からだを起こした状態にすることで、自覚症状、血行の改善が見られるとされます。(静脈還流を減少させ、さらに肺の換気量を増やすため)搬送時にも、仰臥位とせず、起座位で行うのが望ましいこともどうぞお忘れなく。


2○

設問のとおりです。【脱水】に関する出題も、これまで繰り返し行われてきました。
脱水の原因、症状、対応、そして予防と総合的な学習をぜひ。汗をかいたり発熱した場合、通常は口の渇きによって飲水行動が促され、自然に調節されたバランスが維持されるものですが、高齢者ではもともと体内の水分貯蔵量が少ないうえ、口渇が 感じられにくく、健常若年者に比べ【脱水】になりやすいとされます。

 

3○

設問のとおりです。急激な体重減少は、悪性新生物、糖尿病の悪化、脱水症の程度を知るうえで、また、増加は肥満症や浮腫性疾患(心不全、ネフローゼ、肝硬変)などを把握するうえで有効となります。


4×

昨年の本試験でも、問題31の設問4に下血に関する出題がありましたね。さかのぼってみると、17年問題36設問5にも発見。食道、胃、十二指腸などの上部消化管からの出血があった場合、血液が消化液にさらされて酸化するため、黒色となって便とともに排泄されることになります。黒っぽくどろりとした状態でコールタールに似ていることからこの名前がつけられています。

医療分野における出題範囲に、急変時の対応があります。
◆ 高齢者救急疾患の病態上の特徴
◆ おもな急変時の対応

◆ 在宅看護、在宅介護で遭遇しやすい急変
※ 意識障害

※ 胸痛

※ 窒息

※ 誤嚥
※ 発熱
※ 吐血

※ 下血

※ 転倒・骨折
※ 入浴中の事故

※ 腹痛

※ 嘔吐
※ 麻痺

高齢者介護の御仕事を続けるうえでも、避けては通れない【急変】。ならば、正しい対応方法の知識をもち、しっかりと受け止めたいものです。

5○

設問のとおりです。




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