第28回介護福祉士国家試験問題 解説(問題61~68)

第28回介護福祉士国家試験問題 解説 筆記試験 平成27年度 平成28年度 2015 2016



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介護過程(問題61~68)

この科目では、実践現場を想定して、介護過程の基本となる知識を具体的に展開できる『ちから』が皆さまに求められることになります。

チームにおける介護過程であったり、具体的な事例に基く問題など、過去問題から出題パターンをさぐり、前半戦さいごの科目として、1点でも多く追加点を重ねたいところといえそうですね。

【出題基準】は以下になります

◆ 情報収集、アセスメントとして・・・
情報収集の方法、情報の解釈・分析、情報の関連づけ・統合、課題の明確化などの学習が必要とされます

◆ 課題、目標として・・・
生活支援の課題、目標のとらえかた、目標の設定(短期目標・長期目標)などの学習が必要とされます

問題61

介護過程の目的に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 多職種がそれぞれ異なる最終目標を持つこと
2 1回限りの介護をすること
3 利用者のニーズに応じた根拠のある個別ケアをすること
4 家族が望む利用者の生活を実現すること
5 介護福祉職の業務の効率を優先すること

解答・解説

正解は、3と、かんがえます

介護過程の意義!!  それは、介護過程を展開することにより、客観的で、科学的な根拠に基いた介護の実践が可能となること・・・なのですね。

介護過程は、『根拠に基く介護の実践』『尊厳を守るケアの実践』『個別ケアの実践』『日常生活の自立支援』『多種職の協働・連携による適切な支援の提供』の実現をめざすものとされます。


問題62

介護福祉職の情報収集に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 情報は、多角的・継続的に収集する。
2 収集した情報は、取捨選択せずに記録する。
3 主観的情報は、計測器を用いて収集する。
4 利用者が発した言葉は、介護福祉職の主観を加えて記録する。
5 プライバシーに関する情報は、集団面接で収集する。

解答・解説

正解は、1と、かんがえます

解説不要ですよね!!
主観的という言葉と、客観的という言葉を、うっかり間違えなければここは追加点にしていただけたとおもいます。


問題63

「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として、適切なものを1つ選びなさい。

1 チームアプローチ(teamapproach)
2 アセスメント(assessment)
3 モニタリング(monitoring)
4 アウトリーチ(outreach)
5 インテーク(intake)

解答・解説

正解は、2と、かんがえます

『課題分析』とも訳されるのが、設問2の、アセスメントですね。
チーム員によって、注意深く収集された情報は、分類したあとに、専門的な知識や経験を指針として、情報を解釈し、情報の関連づけ、統合化を行い、利用者の課題を明らかにします。


問題64

Dさん(70歳、女性)は.10年前に人工肛門(ストーマ(storaa))を造設し、2年前に脳出血(cerebralhemorrhage)を患って軽い右片麻痺が残った。最近、物忘れが目立ってきた。また、同居する娘の仕事が忙しくなってきた。

Dさんに関する情報のうち、ICF(International Classificationof Functioning. Disability and Health 国際生活機能分類)の環境因子に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

1 70歳の女性である。
2 人工肛門(ストーマ(stoma))を造設した。
3 軽い右片麻痺が残った。
4 物忘れが目立ってきた。
5 娘の仕事が忙しくなってきた。

解答・解説

正解は、5と、かんがえます

環境という言葉から、ついつい、地域環境とか、室内環境などといった、物理的な??イメージをあたまに浮かべてしまうのですが・・・

ICFにおける、環境因子とは、支援機器や住宅などの『物的環境』だけでなく、家族・介護者・そして、社会の意識や態度などの『人的環境』、さらには、法制度や行政、各種のサービス(介護・医療・福祉など)などの、『制度的環境』もふくむ広い概念とされます。
なるほど。 設問1、2、3、4、は、どれも、『個人因子』ですね。


問題65

Eさんは、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’stype)で認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。今までできていた食後の歯磨きができなくなってきている。口臭が強くなってきたので、他の利用者が会話を避けている。孫からも「おばあちゃんのお口臭い」と言われ、寂しそうな表情をしているのを介護福祉職が見ている。

優先的に解決すべきEさんの生活課題として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 他者と積極的に会話ができるようになること
2 寂しさを取り除くために介護福祉職が励ますこと
3 気を遣わずに孫と話ができるようになること
4 口の中を清潔に保てるようになること
5 一人で歯磨きができるようになること

解答・解説

正解は、4と、かんがえます

認知症であり、グループホームで生活しているEさん。すこしづつ認知症が進行すれば、これまでできていた身の回りのことが、難しくなることも予想されます。

今回は、食後の歯磨きが、できなくなってきていることから、コミュニケーションにも問題が生じてしまっています。

口腔内の不衛生は、多くの健康上の問題も引き起こすとは、皆さまも御存知のとおり。
早急に、これまでの、『認知症対応型共同生活介護計画』の、見直しが必要ですね。

介護過程に置いては、利用者に複数の課題があるときは、その優先順位を決定します。
生命の安全・生活の安定・人生の豊かさ等が指針となるとされます。


問題66

客観的情報の記録として、適切なものを1つ選びなさい。

1 ダンスの中に食べこぼしのついた上着が入っていた。
2 妻とけんかしたことを後悔しているのではないか。
3 ご飯が喉を通らないのは、愛犬がいなくなったからだと思う。
4 いつも冷静なのに突然怒ったのでびっくりした。
5 一人でいる時間が長いので、こまめに声かけをすることにした。

解答・解説

正解は、1と、かんがえます

客観的情報、すなわち、介護職の直接的な観察などによる情報を選べ・・・ととらえると設問2、3、4、5は、却下に。

あと数問・・・あとすこし・・・がんばれ自分!!
そろそろ、どなたも疲れが出るころです。言葉のひっかけによる、ケアレスミス注意報!発令中です。


次の事例を読んで、問題67、問題68について答えなさい。
〔事例〕
Fさん(70歳、男性、要介護1)は、認知症(dementia)を患う母と二人暮らしである。左片麻痺があり、杖があれば一人で歩行できる。現在は、小規模多機能型居宅介護を利用して在宅生活を送っている。昔から買物が好きで、今でも天気の良い日には、一人で杖をついて買物に出かけていく。
Fさんの小規模多機能型居宅介護における介護計画の長期目標は「安全に買物に出かける」、短期目標は「転倒しない」で、支援内容には「事業所内で手すりを使って起立訓練と歩行訓練を行う」と設定されて、順調に実施されている。
最近、近所の人から、Fさんがスーパーに向かう途中にある階段が上り切れず、よろけたり、困っている姿を見かけたという情報がたびたび聞かれるようになった。この件をG介護福祉職がFさんに確認すると、Fさんは「足元が少し不安なところがありますが、大丈夫です。いつもありがとうございます」と言い、目に涙を浮かべた。

問題67

Fさんの介護計画の評価に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 近所の人からの情報は、評価には不要である。
2 「安全に買物に出かける」という目標は達成した。
3 手すりを使った起立訓練と歩行訓練を見直す必要がある。
4 事業所内での訓練は順調なので、このまま継続する。
5 Fさんの発言から満足していると評価した。

解答・解説

正解は、3と、かんがえます

まずは、さっそく、買い物に同行してほしいところですが・・・選択肢になーーーーい!!正解がないじゃん!!と、あせった受験生さんも、多かったのではないでしょうか??

ここは、大人の対応です。頑張って、消去法で、1つ1つ、消しこんでゆきましょう。
設問1は、論外。
設問2も、論外。
設問4は、通報! いえ、論外。
設問5は、論外 。

やはり、ここでも、ケアレスミスに、ご用心! ご用心!であります。


問題68

Fさんの状況を受けて、関係職員が集まり、カンファレンス(conference)を開催することになった。このカンファレンス(conference)に参加したG介護福祉職の発言に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 Fさんの日頃の移動の様子について、具体的に説明した。
2 Fさんが感情的になるので、気持ちは聞かないようにしていると説明した。
3 介護保険を使って通所リハビリテーションを併用することを提案した。
4 スーパーに向かうときの様子は多くの情報があるので.Fさんにはそれ以上尋ねる必要がないと説明した。
5 母親の支援について、話し合うことを提案した。

解答・解説

正解は、1と、かんがえます

介護過程は、介護福祉職チームが、介護目標と、介護計画にしたがって、共同で取り組む、チームケアとなります。

適切な援助を行うために、また、援助を効果的に行うために、ケアカンファレンスが開催されます。

このことから、まずは、チーム員の、情報の共有が必要ですよね。

近所のかたからの、Fさんに関する情報を、Fさん御本人に確認したのは、G介護福祉職です。

このときの状況を、チームの前で正確に報告することが、まず必須とかんがえます。

さて、御存知のかたも多いと思うのですが、『小規模多機能型居宅介護』とは・・・

『介護保険』における、地域密着型サービスの1つですね。このサービスでは、1つの事業所で、通いサービス・訪問サービス・宿泊サービスを、利用者さんの選択に基いて提供します。

利用者さんは、事業所に登録して、いつもの顔なじみのスタッフと接することになりますので、それぞれ別の事業者から、単独のサービスを利用するよりも気心が知れているなどの、メリットが
あります。

小規模多機能型居宅介護事業所には、ケアマネージャーさんが配置され、『居宅サービス計画』を作成します。居宅サービス計画とは、いわゆる、『ケアプラン』のことですね。

なお、小規模多機能型居宅介護を利用しているあいだは、訪問看護費、訪問リハビリテーション費、居宅療養管理指導費、福祉用具貸与費を除く、他の指定居宅サービス、ならびに、指定地域密着型
サービスに係る費用の算定はできないこととされます。
 
『午前の部』68問、皆さま、ほんとうに、ほんとうに、御疲れ様でした!!
御自宅で問題集を解いたり、テキストを読むのと異なり、本試験ではどなたも緊張なさったこととおもいます。
勉強したのに思い出せなかったり、問題を読んでいるうちに、度忘れしてしまったり・・・
本試験ならではの、『解きにくさ』や、『選びにくさ』もありますよね。疲れや、睡眠不足からのヒューマンエラーも、当然に起こり得ます。
ほんとうに、ほんとうに、御疲れ様でした!! もう、どなたも、いつもの忙しい毎日へと戻られておられることでしょう。
 
ゆっくりするお時間も、ぜひ、つくってくださいね。
りらっくすできる1日も、ぜひ、つくってくださいね。
 
正解番号や、設問への解説は、あくまで弊社見解でございますが、学習の目安などに御利用いただければ幸いです。


午前問題
人間の尊厳と自立 (問題1~2)
人間関係とコミュニケーション(問題3~4)
社会の理解(問題5~16)
介護の基本(問題17~32)
コミュニケーション技術(問題33~40)
生活支援技術(問題41~60)
介護過程(問題61~68)
午後問題
発達と老化の理解(問題69~76)
認知症の理解(問題77~86)
障害の理解(問題87~96)
こころとからだのしくみ(問題97~108)
総合問題(問題109~120)


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