第30回介護福祉士国家試験解答解説 午前2018-1-28実施
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皆さま、『第30回 介護福祉士国家試験』本当に、本当に、本当に、御疲れ様でした!!
御仕事と両立しての受験のかた、直前まで御家庭の用事に追われ、睡眠不足の日々と闘い
ながらの受験のかた、どなたも本当に大変だったこととおもいます。
さまざまなご事情で御仕事から、ひととき離れての受験のかたもおいででしょう。御体調と
相談しながら、学習を続けたかた、御家族の介護を続けながらのかたも多くおられることと
存じます。皆さまの日々の御努力が、大きく、大きく、実を結びますように!!!
学生の皆さまは、緊張もひときわだったこととおもいます。よく、頑張られましたね!!
御住まいの地域によっては、昨夜は一晩中続く強風と怖い物音に、よく眠れずに朝を迎えた
受験生さんもたくさんおいででしょう。
大雪・強風、交通機関の運行変更などで、会場までの道のりも、たいへんな御苦労があった
こととおもいます。
本当に、御疲れ様でした。無事に帰宅され、すこし御疲れが和らぎましたなら、当サイトの
『解答速報・プチ解説』にも、ぜひ、御目通しくださいね。
皆さまの、ナイスファイトに敬意を表しつつ、難しかった問題、気になる問題などなど、
御一緒に、ゆっくりと振り返らせていただければ幸いです。
後に続く後輩受験生さんのために、ぜひ、『アンケート』にも御協力くださいますよう
御願い申し上げます。
掲示板への、御参加も大歓迎!! 頑張った日々のことなど、御聞かせくださいね。
それでは、つたない文章でございますが、皆さまどうぞ宜しく御付き合い下さいませ。
なお、解答番号は、精査ののち、事前に御知らせなく変更する場合がございます。
何卒、御了承くださいますよう御願い申し上げます。
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さて、まずはここで、皆さまと御一緒に、【各科目の出題基準】と【合格基準】を
おさらいしておきたいと存じます。
試験の概要を知っておくことは、ずばり、『合格への近道』であり、『合格への王道』。
試験作成者の立場になって、全体の構成などをかんがえてみることができるからですね。
まずは、たくさんのアイテム(ヒント)を手に入れてから、攻略法や、倒し方を考えると
効率良く、学習もすすめられます。
第31回 本試験、ぜったい合格!!を 目指す皆さまもぜひ、御付き合いくださいませ。
◆◆◆◆◆◆◆ 以下は、試験センター資料よりの 抜粋となります。◆◆◆◆◆◆◆
※ その1として、『出題基準の基本的性格』 から。
出題基準は、試験委員が試験問題(課題)を作成するために用いる基準であることから、
次のような基本的性格を有する。
(ア)
出題基準は、あくまでも標準的な出題範囲の例示であって、出題範囲を厳密に限定するもの
ではなく、また、作問方法や表現等を拘束するものではない。
(イ)
介護とは、単に技術的な営みではなく、人間的・社会的な営みであり、総合的・多面的に理解
されるべきものであることから、4領域(人間と社会、介護、こころとからだのしくみ、医療的
ケア)を横断する総合問題を出題する。
(ウ)
出題基準公表後の法改正による制度の重大な変更等、出題基準にない事項であっても、介護福祉士
として習得すべき事項については、出題することができる。
(エ)
関係学会等で学説として定まっていないものや、論議が分かれているものについては、その旨を
配慮した出題を行なう。
※ その2として、『大・中・小項目の 位置付けと 関係』 とは。
(ア)
大項目は、中項目を束ねる見出しであり、試験科目全体の範囲を示すものである。
(イ)
中項目は、試験の出題内容となる事項であり、試験問題はこの範囲から出題されることと
なる。
なお、中項目は、出題基準として、試験問題の出題範囲という観点から配列されているため、
学問的な分類体系とは必ずしも一致しない。
(ウ)
小項目は、中項目に関する事項をわかり易くするために例示した事項である。
(エ)
出題は、この出題基準に盛り込まれた事項に限定されるものではなく、法律、政省令等に
規定されている事項、厚生労働白書などの公刊物に記載されている事項などからも出題される。
(オ)
実技試験課題は、出題基準の中項目に掲げられた項目から一課題として出題される。
※ そして!!もう1つ、忘れてはならないのが、【 筆記試験の合格基準 】ですね。
各科目の『問題数』のチェック、難易度や過去問題の傾向などなど、きちんと知って
おくことで、学習のすすめかたも、おおきく変わってくることとおもいます。
以下になりますので、皆さま、ご確認宜しく御願いいたします。こちらも抜粋です。
※ 次の2つの条件を満たした者を筆記試験の合格者とする。
(ア)
問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
(イ)
アを満たした者のうち、以下の試験科目 11科目群 すべてにおいて得点があった者。
【1】 人間の尊厳と自立、介護の基本
【2】 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
【3】 社会の理解
【4】 生活支援技術
【5】 介護過程
【6】 発達と老化の理解
【7】 認知症の理解
【8】 障害の理解
【9】 こころとからだのしくみ
【10】 医療的ケア
【11】 総合問題
(注意)配点は、1問1点の 125点満点 である。
学習範囲がとてつもなく広い、介護福祉士国家試験では、試験についての情報・資料を
しっかり入手することが、とてもたいせつです。
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たとえば、合格基準点ですが、かならずしも、125 × 0・6 では ありません。
125 × 0・6 イコール 75点 ですが、
年度に応じ、さまざまな難易度の補正がなされますので、毎年、点数は異なります。
★★ 第25回 平成24年度 (2013年1月27日) 69点/120点
★★ 第26回 平成25年度 (2014年1月26日) 68点/120点
★★ 第27回 平成26年度 (2015年1月25日) 68点/120点
★★ 第28回 平成27年度 2016年1月24日) 71点/120点
★★ 第29回 平成28年度 (2017年1月29日) 75点/125点
※ 第29回からは、125問ですね。 今年も、全・125問となりますので、
こちらも、どうぞ御注意ください。
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『午前の部』の解説のさいごに、これまでの『合格率』なども御紹介しておりますので、
よろしかったら、あわせてご確認ください。
31回試験合格!!を目指す皆さまは、過去問題を解いて、御自身のちょっぴり苦手科目や
不足している情報や資料知り、科目の出題傾向等をつかんでから、学習スケジュールを
たててみてくださいね。 試験は、【段取り、8割!!】 だそうですよ。
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それでは、第30回本試験の 科目ごとの解答番号と、ささやかですが、解説をお届けさせて
いただきましょう。 皆さま、どうぞ宜しく御付き合いくださいませ。
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① 【人間の尊厳と自立】
介護福祉士国家試験問題のトップを飾る科目は、もちろん、『人間の尊厳と自立』であります。
これ抜きでは、何も語れないくらい大切な大切な科目ですよね。どなたも丁寧に得点を重ねて
くださったこととおもいます。
過去の出題をふりかえってみますと、ずばり、社会福祉の歩んできた道・・・となっています。
日本国憲法第25条の生存権、老人福祉法、社会福祉法、障害者総合支援法、などなど。
ちょっぴり、【歴史的な視線】も、学習には必要な科目といえそうですね。