精神保健福祉士国家試験 問題解説(精神障害者の生活支援システム 問題73~80)

第18回精神保健福祉士国家試験 試験問題の解説



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問題1-10 精神疾患とその治療
問題11-20 精神保健の課題と支援
問題21-35 精神保健福祉相談援助の基盤
問題36-60 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
問題61-72 精神保健福祉に関する制度とサービス
問題73-80 精神障害者の生活支援システム

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精神障害者の生活支援システム

問題73

「精神保健福祉法」第5条に規定されている精神障害者の定義に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 障害及び社会的障壁により、継続的に生活に相当の制限を受ける状態にある者としている。
2 精神作用物質による急性中毒又はその依存症を有する者が含まれている。
3 知的障害を有する者は、精神障害者保健福祉手帳の交付対象である。
4 発達障害を有する者が明記されている。
5 2013年(平成25年)改正時に精神病質が除外された。

(注)「精神保健福祉法」とは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。

解答・解説

 

問題74

「障害者総合支援法」に基づく就労移行支援事業に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる65歳未満の就労希望者が対象である。
2 利用期間が設定されていない事業である。
3 利用者との雇用契約を結ぶ事業である。
4 市町村地域生活支援事業の1事業である。
5 介護給付費が支給される事業である。

(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

解答・解説


問題75

次の記述のうち、元気回復行動プラン(WRAP)に関する説明として、正しいものを1つ選びなさい。

1 自らの意思では受診が困難な精神障害者に対し、支援者が暮らす場に出向いて支援する際の活用を目的に作成された。
2 アメリカの援助付き雇用の方法を導入して、支援者が働く場に出向いて支援する際に活用することを目的に作成された。
3 ヨーロッパで精神科病院が縮小された後、地域の中で精神障害者が働く場を創出する際に活用されたことに起源がある。
4 インフォーマルなサポートとフォーマルなサポートを織り交ぜながらネットワークを構築する方法として活用される。
5 精神障害を有する当事者の間で考案されたもので、ファシリデーターとして活動する人の養成が行われている。

解答・解説

 

問題76

Dさんは、精神科病院を退院し、単身生活を継続して10年になる。退院当初は一般就労を試み、必死になって、発病前の生活スタイルに戻そうとした。しかし、1年前に、デイケアで知り合ったEさんが、自分に合った暮らし方をしている姿を見て、「これだ」と思った。ただ一方で、迷う気持ちもあった。そこで、退院して以降、継続的に相談をしているF精神保健福祉士に対して、自身の思いを吐露した。すると、F精神保健福祉士は、「人は社会生活をする中で、多くの事柄に遭遇し、以前とは異なる暮らし方になることもあるでしょう。でも、大事なこととして、人は置かれている現状の中で、いかに自らが納得できる、自分なりの生き方を見いだせるかが重要だと思うんです」と話した。

次のうち. F精神保健福祉士がDさんに話した生活支援の理念やモデルとして適切なものを1つ選びなさい。

1 I P S (Individual Placement and Support)モデル
2 リカバリー
3 クラブハウスモデル
4 ジョブコーチモデル
5 ソーシャルファーム

解答・解説


問題77

次のうち、精神保健福祉センターの業務として、正しいものを1つ選びなさい。

1 特定相談支援事業者の指定
2 医療保護入院に関する入院届の受理
3 自立支援医療の申請窓口
4 措置入院者及び医療保護入院者の定期病状報告の審査
5 精神障害者保健福祉手帳の申請に対する判定

解答・解説

 

(精神障害者の生活支援システム・事例問題)

次の事例を読んで、問題78から問題80までについて答えなさい。
〔事 例〕
Gさん(67歳女性)は、38歳のときに統合失調症を発症して以来、 R市内にあるY精神科病院に入退院を繰り返した後、地域移行・地域定着支援事業を利用して2年前からR市内の自宅に一人で暮らしている。他に身寄りはない。退院後は. Y精神科病院のH精神保健福祉士の勧めで、若い頃に修得した華道をいかして、障害者に対して創作的活動や生産活動の機会の提供などを行うZセンターの利用者に1週間に1回:生け花を教えるなど、充実した生活を送っている。(問題78)

他方、 Gさんは、食事の準備や掃除、洗濯などの家事が苦手であり、さらに加齢による身体の衰えも徐々に現れ、要支援1の認定をR市より受けている。そのため、退院当初より、介護保険法のU事業所のスタッフであるJさんが作成したケアプランに基づき、ホームヘルパーのサービスを利用している。(問題79)

最近になってGさんは. H精神保健福祉士に将来の不安を訴えるようになった。特に、 Gさんが気掛かりなのは、両親が残してくれた自分名義のアパートと預金の管理についてである。預金口座には現在、約2千万円の残高があり、 Gさんが自分で大切に管理している。生活費についても、 Gさん自身の障害年金とアパート収入を活用してうまく生活している。しかし. Gさんは、「今は自分で家計のやりくりもできているが、自分ももう年だし、いつどうなるかわからない。頼れるきょうだいや親族もいない。この先、認知症になったりしたときに。自分に代わって財産をしっかり管理してくれる人はいないだろうか」とよく口にしている。そこで、H精神保健福祉士は、このことに対応する社会資源について紹介した。(問題80)


問題78

次のうち、Zセンターの事業の種別として、適切なものを1つ選びなさい。

1 地域包括支援センター
2 地域生活定着支援センター
3 障害者就業・生活支援センター
4 地域活動支援センター
5 地域障害者職業センター

解答・解説

正解は、4とかんがえます

問題79

次のうち、U事業所の業務に従事するJさんの職種として、正しいものを1つ選びなさい。

1 介護支援専門員
2 相談支援専門員
3 精神保健福祉相談員
4 退院支援相談員
5 サービス提供責任者

解答・解説

正解は、1とかんがえます


問題80

次のうち、この時点でH精神保健福祉士がGさんに紹介した社会資源として、適切なものを1つ選びなさい。

1 日常生活自立支援事業
2 生活困窮者自立支援制度
3 任意後見制度
4 地域定着支援事業
5 自発的活動支援事業

解答・解説

正解は、3とかんがえます

『任意後見制度』とは、成年後見制度の1つに位置づけられるもので、認知症などにより、判断能力が不十分になったときのために、後見人になってくれる人と、あらかじめ、後見事務の内容を契約により決めておく制度ですね。

問題1-10 精神疾患とその治療
問題11-20 精神保健の課題と支援
問題21-35 精神保健福祉相談援助の基盤
問題36-60 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
問題61-72 精神保健福祉に関する制度とサービス
問題73-80 精神障害者の生活支援システム

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